ホワイト国除外を選挙の切り札にした安倍政権

日韓関係が悪化の一途をたどっている。政治的から始まって、それが経済にまで影響を与えて始めており出口が見えない泥沼にはまってしまったようだ。今の状況がよくないこと、さらに悪い方向に悪い方向に進んでいるのは私でもわかる。

しかし、私は日本の動きはウォッチしているけれど、韓国の政治の動きを日々ウォッチしているわけではないので韓国が悪いと一概には言えない。

私から見ると、むしろ日本が仕掛けたかのよう見えてしまう。少し整理をしてみると、大阪で行われたG20で安倍総理は文在寅韓国大統領と握手はしたけれど会談はしなかった。そして、G20が終わった後、すぐにホワイト国から除外することを発表した。これだけならまだしも、その後、参院選に突入していき与党の圧勝の一因となったことは忘れてはいけないだろう。

選挙に利用したという批判はほとんどないが、韓国に対して強気になることで有権者の支持をある程度得たことは間違いない。

これを主導した世耕大臣は選挙特番のインタビューで「この問題の対応で選挙区にはほとんど入れなかった」と述べていたが、これこそが選挙対策だったのではと思った人も多かったに違いない。韓国に強気に行くことで支持が得られるだけでなく、毎日のようにテレビのニュースに出ることができたのだから。

内政で行き詰まったら海外を攻撃するというのはある意味、政治の常とう手段である。アメリカは、内政で行き詰まったらよく中東諸国にミサイルを打ったりする。それが支持率を回復させるということはよくある。

今回はこれと同じ方法を安倍政権も使ったのではないだろうか。

もちろん、韓国だって日本に強気に出ることで支持率を回復させたいという思惑はあっただろうが・・・

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